かくれんぼ

10月27日〜11月5日まで 横浜ZAIMで個展

今回の作品は  3つの作品からなる インスタレーション
インスタレーションとしての作品名が『かくれんぼ』です


何故『かくれんぼ』なのか
かくれんぼは 鬼が見えない誰かを探す遊びだよね  全員みつけないと じぶんはいつまでも鬼のままだ、、
いることは わかってるんだけど
「もーいーよ〜」って言われてからは 声さえ聞こえない そんな中で「誰か」を探す

でも みつけてしまうと  こんどはじぶんが「鬼ではない誰か」になってしまう
それを 延々とくり返す

「誰か」というキーワードは  『かわたれ』という作品にも出てきます
わたしにとって 重要なテーマなんです


今回は 部屋を2重にして(部屋の中に部屋を作ったのです)
たくさんあるスリットから  中と外を簡単に行き来できる 様につくりました
でも
外にいれば中の 中にいれば外の状況がまったくわからない(説明わかるかなあ、、)


入りたくなければ ただの傍観者として そのスリットからのぞくだけでもいい
そんな空間でした


でも実は いろんなところからのぞかないと  全貌がわからないし
視点が変わると中の雰囲気も違ってみえるような
2重構造に何重もの仕掛けを考えました


「かくれているものは何か」
「さがしものは何か」
そして
鬼から解放される恐怖と 鬼に探される恐怖
追うものと追われるもの のぞくたのしみのぞかれる違和感
そのたもろもろ ぼろぼろ ぽろぽろ じわじわ ぐにぐに ゆらゆら、、と


制作したのでありました