ゆとり

いったい なにがほしいのか

わたしが あなたが

ひとのしあわせは うれしい
すなおによろこんで いわおうではないか

「ほしくない」とはいわないけれど
わたしのめのまえにいる このひとは

けっこんも こどもも ひつよういじょうのおかねも
とくべつなゆうじんも ゆうがなどれすも
ましてやめいよなど ほしがらない

「いらない」とはいわないけれど

ほしいものは いまをいきるだけのおかねとじかんと
ひつようなだけのしょくじとすいみん
まいにちはたらいて まいにちねる
まいにちはあそばない

「じぶんのおもいどおりになることなんてない」というけれど
「それは あきらめることとはちがう」という

すこしのゆとりをうれしがる