はな

花を嫌う人はいるだろうか


わたしはガラにもなく よく花を買う
いまも玄関に白い花
台所には紫の花
目の前には黄色と青い花が生けてある


名前はしらない
買う時も「これとこれとこれをください」と言うので
いっこうに覚えない まあ覚える気もない


置きたい場所があって 花を選んで 器を選んで 飾る
満足する
それを相棒がみて「きれいね」という
うれしくなる


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あたまのなかになにかがあって
そのなにかは だれもはいれないから
ことばにしたり かたちにしたり する ね


遺志を継ぐと言う言葉があるけれど
表現に関しては かわりなどありえない


たとえば 視覚的になにかがにていたとしても
それは 似て非なるものでしかない
かわりなどありえない


めのまえの 花をみて
そんなことを ずっとかんがえてた